2013年問題とはいったいなんぞや?

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先日アクセスログを閲覧していた時に、ふと気になる検索ワードを見つけました。

それは、「2013年問題」と言うものです。

当ブログでは2000年問題、2033-2034年旧暦問題、2036年問題、2038年問題についてはまとめてこちらの記事で取り上げたことがありますが、お恥ずかしながら2013年問題と言うのは初めて聞きました。

せっかくお越しいただいていながら知らぬ存ぜぬを押し通すのは、ビジターさんに対してもGoogle先生に対しても失礼。それに自分も知っておかなければ!と言うわけで、自分なりに調べてみました。

 

そして、調べてみると、どうやら2013年問題と言うのは大きく3つの意味がありそうです。


「データセンターの2013年問題」

近年、データセンター(コンピュータやネットワーク設備を運用することに特化した大規模施設)はかなりの勢いで建てられてきました。

今までは需要に追いつくためにどんどん建てられてきていたのですが、首都圏のデータセンターについてはそろそろ供給が需要に追いつき、そして逆転する。供給過剰への転換期が2013年であると言う問題です。

供給過剰となると、稼働率を維持するためにどうしても提供料金、利用料金が下がることになります。客側からすれば歓迎できる事なのですが、供給側からすると設備の維持費用が変わらないのに収入だけ下がるのは大問題となります。

東日本大震災以降、データセンターへの認識も変わりました。

今までは災害などからの回復・予防すための機器やシステムについても漠然と、まあ多少距離をとって置いとけばいいだろうと言うような置き方をしていた企業や個人も多かったようです。

それが実際の大規模災害に直面し、より地方へ分散する、異なる電力会社の管轄地域にする、更に連動地震についても考慮し、同時に動かないような場所に設置する・・・など現実問題に対応し始めています。

そのため、メインとなる設備は東京に置きながらも、バックアップやセカンダリの設備については地方データセンターの需要が高まったことも、首都圏のデータセンターが供給過剰となる原因の1つかもしれません。

 


「年金の2013年問題」

2013年度に60歳を迎える、1953(昭和28)年4月2日生まれ以降の男性について、国の年金受給開始年齢が完全に61歳に引き上げられて、60歳の時点では無年金になってしまう問題のことです。

2013年問題が発生するのは男性のみ、女性の場合は2018年より同様の問題が発生するようです。

今回以降、2年おきに需給年齢が引き上げられ、最終的に2021年には65歳への年金受給開始年齢引き上げが完了します。(女性については上記のずれがあります)

今までは満額の年金を貰える65歳まで、「報酬比例部分(老齢厚生年金)+再雇用賃金」でやりくりしていたのが、今年度より年間平均で110万円少々あった報酬比例部分(老齢厚生年金)の部分が無くなり再雇用賃金のみになってしまうので、生活が苦しくなる可能性があります。

自分の親もそろそろ年金世代なので、こういう問題はもう人事ではありませんね。

 


 

「巨大太陽フレアによる2013年問題」

2010年9月、かの橋本龍太郎氏も勘違いして寄稿した事があるというイギリスの有名タブロイド紙、ザ・サンで衝撃のニュースが掲載されました。

 「太陽からの巨大フレアが3年後(2013年)にも地球を麻痺させる可能性がある」と。

太陽フレアというのはもちろん太陽で発生している爆発現象のことです。

これは様々な規模のものがあるのですが、大きいものになると地球上にも問題を引き起こします。

例えば、1859年の巨大太陽フレア発生時にはキューバやフロリダでもオーロラが見え、アメリカ中の電信局で誘導電流による火災が発生したそうです。

また、1989年に発生したものは、カナダのケベック州の電力網を破壊し、復旧まで数ヶ月かかったと言われています。

こういった被害をもたらす100年に1度規模の巨大太陽フレアが2013年にも起こるかもしれない、と警告しているのです。

この問題を2013年問題と呼んでいる人がいるようです。

いやー、恐ろしいですね。

本当にそんなの起こるんでしょうか?

 


一口に2013年問題と言っても、色々とあるのですね。 まだまだ調べるとあるのかもしれません。今年も気が抜けない一年になりそうですね。(特にみっつ目)

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