引き続き年問題。じゃあ、2014年問題もあるのかな?(IT関係編)
2013年問題については「2013年問題とはいったいなんぞや?」の記事を書いた時に勉強しました。
じゃぁ、2013年問題があるなら2014年問題もあるのでしょうか?と言う話になりますが・・・
自分が知っているITやコンピュータ関連の2014年問題は少なくとも2つはあります。
「Windows XPのサポート期限切れ」
Windows XPは2001年11月16日に発売されました。
それまで混在していたWindows 9x系と NT系の2種類のWindowsを統合するためのWindows OSであり、そして歴代Windowsの中では最も成功したWindowsの中の1つです。
あまりにも売れて売れて売れまくり市場のシェアを食いまくってしまったため、本来の家庭向けWindowsのサポート期間・・・(次のWindowsであるWindows Vistaが発売されてから約2年後、2009年4月14日まで)で切ってしまうとあまりに影響が大きすぎると問題になり、ビジネス向けの延長サポートと同じ期間までサポート期間が引き伸ばされました。
そして、そのWindows XPの延長サポート終了日が2014年4月8日なのです。
その日を過ぎるとセキュリティパッチなどが提供されなくなるため、マルウェア(いわゆるウィルス)に感染する危険性が高くなります。
今でもWindows XPを使用している個人、企業はかなりいるために、この問題がかなりのセキュリティ上の脅威となるのでは無いかと言われています。
厳密には大企業の場合、更に有料契約を結ぶことで特別延長サポートなるものを受けることも出来るのですが、個人、中小企業については無縁のサービスなのでセキュリティホールに対してノーガードになってしまう可能性も高い為、注意が必要ですね。
「Office 2003のサポート期限切れ」
先程のはWindowsでしたが、今度はOfficeです。
Office 2003の延長サポート終了日もまた、2014年4月8日なのです。
こちらは個人ユーザーはそこまで大きな問題とはならないかもしれませんが、企業ユーザーにとっては頭の痛い問題です。
さっさと買い換えればいいじゃん?と思うかもしれませんが、そう単純にもいかないのが、この2003と言うバージョンなのです。
Officeは、Ofiice 2003と次期バージョンであるOfiice 2007で、大きくユーザーインターフェース、見た目が変わってしまいました。
今までメニューバーからポチポチと操作を選べば良かったのが、リボン形式になってしまい場所も色々と変わってしまっています。
見た目が変わるということは、教育コストがかかると言うことです。
家でも使っている人は既に新バージョンにも慣れてしまっている人もいるでしょうが、職場でしかOfficeは使わないという人も珍しくはありません。
一時的に生産性が落ちる可能性があるため、導入に二の足を踏んでいる企業もあります。
また、ファイル形式についてもOffice97-2003と言う長い期間、同一の形式でしたが、2007からは変わってしまいました。
基本的に下位互換については問題はあまり発生しないと思いますが、万が一と言うこともあります。
お固い企業ほど、微妙なレイアウトのずれを必死になって直したりとかしますし。
まだOfficeは2003が社内標準だという企業も多いようですので、これから置き換えが集中すると色々大変そうですね。
以上、IT関連の2014年問題?でした。
また、それ以外のジャンルの2014年問題ですと、
- 北陸新幹線開業に伴う上越新幹線沿線の観光及び経済問題。
- 造船業の受注量が低下し2014年には作る船がなくなってしまうという問題。
などがあるようです。
北陸新幹線開業は大宮から北陸へ旅行に行くのが楽になりそうなので自分もかなり楽しみにしていますが、スノーラビットたちが走る沿線やそこまでの上越新幹線沿線の人は客が取られてしまうかもしれませんね。
造船業については全くの専門外なのでホントかよ?と言う感想しかありませんが、なんか厳しい話ですね。