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平成生まれのメインフレーマーとその未来

mainframe

かなり昔から、それこそ自分がこの業界に入った頃からこう言われていました。

「あと10年もしたらメインフレーム(汎用機)なんて無くなる。メインフレームのプログラマは次の仕事を考えておけ」と。

そして、自分がこの業界に入ってからもう15年が経ちました。

メインフレームは無くなったのでしょうか?

今日も、そして今夜もオペレータさんたちに監視されながら元気に動いています。

夜間処理はもう全部終わってないといけないですね(5:00現在)。あまり遅延するとパトライトが回ってしまったり携帯に一斉連絡が入ったりと良い事ありません。

確かに、確かにコスト削減、ユーザーエクスペリエンスの向上を見込んでオープンシステムに移行した部分は多くあります。また、現在も進行中です。

この先も、エンドユーザーに近い部分はどんどんメインレームからオープン、webに置き換わっていくでしょう。テキストベースのUIなんて今時受け入れられることは無いのですから。

COBOLの画面定義なんて完全にロストテクノロジーになってしまうでしょうね。

名前 NNNNNNNNNN
住所 NNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNN
電話番号 XXXXXXXXXXXX
メール XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
生年月日 ZZZ9.Z9.Z9

みたいな、ね。

 

ただ、基幹部分となると少し事情が違います。

メインフレームで行なっている基幹処理と言うのは数十年に渡って蓄積されてきた膨大な量の処理とデータが存在するため、そう簡単に移行することはできません。

いくらオープン系に移行したら安くなるよ、楽になるよと言われたって、その膨大な量を移行するための費用を工面するのは大変です。

また、結局メインフレームでコストが高くなる部分は、オープン系にしたって結局コストは高い、メインフレーム数台で行なっている処理をサーバ数十台に置き換えたとしたら、条件によっては結局別の部分でお金がかかる。と言う事が段々と分かって来ました。

 

そして、クラウドです。

クラウドの仕組み、サーバそのものは雲の向こうのデータセンタで集中処理。僕達に与えられたのはただ端末装置のみ。

メインフレーム関係者は一度は思ったものです。

それ、メインフレームとダム端末の関係じゃねえか!?と。

じゃ、じゃぁ、仮想化です。時代は仮想化。クラウドと仮想化、時代の最先端です。

メインフレーム関係者は一度は思ったものです。

でもそれ、メインフレームじゃ20年以上前からLPARとして実装してるよね?と。

 

結局は適材適所なのです。

自分の経験では、メインフレームのリソースが空いたから、オープン系で開発したものの管理コストがかかっているシステムをメインフレームに逆移行。管理の効率化を行う。なんてこともありました。

 

遠ざかる雲を見つめてまるで僕たちのようだねと君がつぶやく・・・

とかなんとか。

 

職場にも、平成生まれのメインフレーマーが誕生しました。

自分はメインフレーマーでもありオープン系開発者でもあるため、どちらかに偏った見方はあまりしたくありませんが、少なくともまだしばらくはメインフレームが無くなるとは思っていません。超が付くほど画期的な移行手段が確立されれば別ですが。

逆に、メインフレームの需要が0になる前に現役メインフレーマーが高齢化し離脱してしまう方が速いんじゃないかなどと思っていますので、若い子は大事に育てて行きたいと思います。

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