ノマドワーカーという生き方について

NOMAD

最近よく聞きます。このノマドという言葉。

ノマドワーカーは主に渋谷に多く棲息するらしいですね。

未だにノマドとフリーランスの明確な違いがよくわかっていないのですが、キーワードとしては

  • 遊牧民という意味
  • 特定のオフィスを持たない
  • かと言って自宅を拠点とするわけでもない
  • ノートPCやスマホ・タブレットを使いこなす

と言うものがあるようです。

まとめると、個人事業主または法人成りした個人であり、登録または登記した拠点に居座るわけではなく、ノートPCやスマホがあれば仕事が成り立つ人たち、ということですよね。

 

これって結局、フリーランスの中からアナウンサー、ナレーター、運転手などの肉体労働系と、評論家、ミュージシャン、写真家などの表現する場・機材必要とする人たちを除いた人でしょうか。

ライターやプログラマ等なら、請け負う仕事の内容によってはカフェで仕事をすることもできますからね。

 

ただ、ライターさんの業界のことはよくわかりませんが、プログラマについてはこの生き方、あまり自由ではない場合も多いと思います。

ノマドの代表的なキーワードである「時間の自由(集中力が高まった時にその場で働く)」「場所が自由(通勤電車のストレスなどから開放される)」と言う部分、これを実現できる仕事は限られます。

一部のスーパーエリートを除き、プログラマにもチームワークは必要です。大きな仕事の一部を請け負う、と言う場合は頻繁に他人との情報のやり取りが発生します。その際、ChatWorkやSkypeなどのツールを使うことになると思いますが、時間から自由になると思ってたのに、逆に時間を問わず打ち合わせが組まれてしまうということにもなります。

更に、最近は過剰なまでに個人情報が保護される為、個人情報を多く扱う仕事を請け負ってしまった場合、客先のオフィスに拘束されたり、作業する場所を限定されたりします。いくらVPNを引いたとはいえ、少なくともカフェで仕事が出来るという事はありえません。やってたらヤバいです。ソーシャルハッカーはいたるところにいるのですから。

 

とまぁ、疑問に思うこともあるわけですが逆に言えば上記以外のジャンル、新しいwebサービスの新規立ち上げなどの仕事であれば、わざわざオフィスに籠るよりも外で気ままにやってたほうが捗りそうな気もするし、同じようなことやってる人たちとの人脈も築けたりして、なかなか楽しそうな感じですね。

自分はノマドになるよりも会社で自由にできる立場にアップグレードする方がメリットが多いしやりがいもあるので、わざわざなろうとは(今のところ)思いませんが、そういう生き方もアリなのでは無いでしょうか。

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